三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の
3月適用分の10年固定型住宅ローン金利が発表されました。
いずれも2月適用分から引き上げられ2.95%~3.54%となり、
2015年の以来の高水準となりました。
実際には優遇金利が適用され1%前後の金利となりますが、
今後金利上昇傾向が続くと思われます。
住宅購入者の多くが利用している変動金利は基準金利は
現在のところ据え置かれておりますが、
どこか都市銀行なり信託銀行が変動金利を引き上げると、
他行が追随して引き上げ金利上昇傾向がさらに強まります。
首都圏の不動産平均価格がバブル時を超える中でも
売れている理由の一つは低金利です。
バブルだった1990年前後の住宅ローン金利は
固定金利の住宅金融公庫で5%前後、
都市銀行の変動金利で8%前後だったと記憶しております。
現在の変動金はネット専用銀行だと0.5%前後で借りられるので
6,000万円を借りた場合のバブル時と現在を比較すると、
金利8%で35年ローンの毎月返済額はなんと40万円超、
金利0.5%で35年ローンの毎月返済額は約15.6万円の返済額で、
35年間の総返済額は約2倍となります。
バブル時に住宅購入した方々がボーナス併用したのも分かります。
住宅ローン金利が住宅購入に対する影響は大きく、
金利上昇傾向が強まればバブル崩壊のように
不動産価格が値下がりすることは間違いありませんが、
値下がりした分が金利上昇分を吸収できなければ
返済額は上がってしまいますので、
住宅購入検討中の方は金利上昇前の決断が必須ですね。
とはいえ慌てて負動産を購入することがないよう、
くれぐれもお気をつけください。
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2022年03月01日 12:15